産学連携 ご利用者さま紹介

皆様、こんにちは。

さて本日は、『静岡市中小企業技術表彰』についてお知らせします。

この表彰は、静岡市が毎年、新しい技術、独創的な技術を持ち、活躍している中小製造事業者を募集・表彰するもので、平成28年度より実施されています。

■詳しくは、静岡市のホームページをご覧ください。
　静岡市中小企業技術表彰2017

そしてこの度、昨年度当センターの産学共同研究委託事業に取り組まれた、
株式会社平垣製作所さんが、
この『静岡市中小企業技術表彰2017』を受賞されました。

（11月22日（水）付けの静岡新聞にも掲載されました。）

平垣製作所は1969年設立、工作機械・産業機械・産業用ロボット・船舶・
宇宙産業部品などのNC旋盤加工部品を主体事業としたものづくり企業で、
特に「丸物」に関しては日本トップクラスの旋盤加工の技術を保有しています。

2013年より医療機器産業に進出し、医療機器製造業認可を取得。
耳鼻咽喉科、外科、整形外科等向け医療機器メーカーの鋼製小物及び
内視鏡・顕微鏡などの部品製造・組立まで、事業展開を進めていらっしゃいます。

平垣製作所には6月、見学にも行ってきました。見学時のブログはこちら↓
『静岡の“ものづくり”を支える企業「平垣製作所」訪問！』



昨年度の産学共同研究委託事業の研究テーマは、
『医療用器具のデザイン化への研究開発』。

（平成29年度産学共同研究成果発表会［平成29年3月17日（金）］ 展示風景）

昔ながらのデザインと手作り感が維持されてきた、「鋼製小物」と言われる医療用機器（手術用匙）の柄。
この研究では耳鼻咽喉科用匙の柄に焦点を当て、
斬新なデザインアイデアを盛り込むことで、新たな市場価値を生む研究を目指し、
静岡大学教育学部 伊藤文彦教授と共同で取り組まれました。

研究成果はこちらをご覧ください。↓
『医療用器具のデザイン化への研究開発』

平垣製作所 代表取締役社長の平垣徳之さんは、
静岡を医療機器製造の街にしたいという志の中で、
「SPメディカルクラスター」（※）を立上げ、
参画した企業で連携して医療機器市場に臨んでいます。
（※静岡医療機器要素部品生産技術団体）

「医療機器なら、なんでも静岡市に持っていけば
製造できるという地域ブランドを確立し、
静岡市が医療機器製造のメッカとなることが将来の夢」とのことです。


10月に発行した当センターの広報誌「B-nesFACE第30号」に
平垣社長へのインタビューを掲載しました。

平垣製作所の今後の活躍に目が離せませんね！

【株式会社平垣製作所　会社概要】
住所：静岡市清水区土25番地
Tel：0543-95-2306
ホームページ：http://www.hiragaki-s.co.jp/