2017年06月22日
| 産学連携| ご利用者さま紹介
みなさん、こんにちは!企画事業スタッフの岩崎です。
先日、当センター事業
「平成28年度産学共同研究委託事業」の参加事業者
平垣製作所さん(静岡市清水区土)へお邪魔してきました
平垣製作所は、昨年度の産学共同研究委託事業にて
「医療用器具のデザイン化への研究開発」というテーマで、耳鼻咽喉科用匙(さじ)の柄に焦点を当て、斬新なデザインアイデアを盛り込むことで、新たな市場価値を生む研究を静岡大学と共同で行いました。
↓昨年度の成果発表会の様子
写真前列 右:平垣徳之社長、左:静岡大学教育学部 伊藤教授
この日は、
平垣徳之社長から、会社概要や産学共同研究後の事業展開について説明後、工場見学も実施してくださいました!
平垣製作所は昭和44年設立、産業機械や、産業用ロボットを中心に、
「丸もの・旋盤加工品」を得意とする、ものづくり企業です。
↓フォーミュラーマシンに提供されたホイール部品
↓金属製ワイングラス
2013年には、医療機器製造業許可を取得し、鉗子(かんし:物をつかんだり牽引したりするのに使用する医療器具)や、メスといった
医療・手術用器具の製造にも新規参入。
付加価値の高い製品づくりをモットーとしながら、新たな分野へ果敢にチャレンジする元気な中小企業なんです
工場内では、実際に医療用器具を製造する職人さんの様子も見学させていただきました。
医療用器具は、少量多品種で形状が複雑なため、ほぼ手作業で仕上げているそうです
↓耳鼻咽喉科で使用する鉗子(かんし)
医療用器具の製造を任されているのは、一部の熟練技術者のみだそうで、平垣製作所の技術力の高さを感じました!
また、昨年度の産学共同研究委託事業で実際に試作した、
耳鼻咽喉科用匙(さじ)も拝見させていただきました。
静岡大学教育学部の学生と共同で、柄のデザインを考案。
これまでの医療用器具には無い、斬新なアイデアの試作品を制作してくれました。
平垣社長のお話で印象的だったのは、「富士山型のマップ」に自身の経営ビジョンを書き出し、社員全員に見える化を図っている点です
実際に、工場内の至る所にマップが張り出されていて、常に社員が会社の目標を意識し、高いモチベーションで仕事ができるような工夫がされていました。
ちなみに、富士山マップの頂点に書かれていたのは、工業製品の最難関
「宇宙産業部品への参入」
難易度が高く、付加価値の高い製品を生み出すことで、優秀な技術者を育て、“ものづくりの楽しさ”があふれる会社にしたい!という平垣社長の熱い想いを感じた一日でした。
これからも
「静岡のものづくり」を牽引する企業として、注目していきたいと思います
【平垣製作所】
住所:静岡市清水区土25番地
http://www.hiragaki-s.co.jp/
Posted by B-nestすたっふ at
18:37
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