今年で第10回目の開催となる、
リーン・ローンチパッド静岡 実践ワークショップ
が終了しました!(2024年、1/20、2/24、3/23開催)
講師は、
スタートアップ・ブレイン(株)代表取締役の堤孝志先生、
オーガナイザーは、
法政大学ビジネススクール教授の村上健一郎先生です。
約3ヶ月、どうもありがとうございました!
本講座は、
最先端の新規事業開発(スタートアップ)
が学べる、3日間の参加型講座です。
事前課題や宿題まで含めて約3ヶ月。かなり本気で取り組まないとついていけない講座なので、
すっごく大変なのですが、これを乗り越えると、
新規事業開発の力がものすごくアップする講座です。
この記事では、本講座の手法と、講座の様子を紹介します。
===本記事の目次===
(1)新規事業でよくある失敗とは?
(2)リーン・スタートアップとは?
(3)講座の様子
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(1)新規事業でよくある失敗とは?
iPhoneに代表されるような革新的なビジネス・新規事業開発を「
スタートアップ」と言いますが、
実はこのスタートアップ、
99.7%は失敗すると言われます。
なぜ、ほとんどの新規事業開発は失敗するでしょうか?
実は、新規事業開発の担当者は、こんなことをしてしまうのです。
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失敗する新規事業の特徴
①失敗しないように全身全霊で準備する
②会議室で一生懸命考える
③たくさんの人が喜ぶモノを作る
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・・・あれ?
一見すると、どれも正解に思えますよね?
でも、
実はコレ、全てNGなんです。
また市場が開拓されていない新規事業開発では、
一般的な経営やマーケティングの方法論はあまり通用しません。
では、どうすればいいのでしょうか?
そこで注目されている手法が、
リーン・スタートアップです!!
(2)リーン・スタートアップとは?
リーン・スタートアップとは、
失敗しないように全身全霊で準備する!・・・のではなく、
失敗を前提に、高速で軌道修正する開発手法です!
失敗が前提!
というのが大きな特徴で、参加者の皆さんも「えぇ、そうなの!?」と驚かれます。
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リーン・スタートアップの手法
①早く
②安く
③賢く失敗をする
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失敗したら高速で軌道修正を繰り返す!!
一般的な経営やマーケティングとはむしろ真逆の手法なんですよね。
なお、本講座のタイトル「
リーン・ローンチパッド」とは、リーンスタートアップを体験する実践プログラムの名称です。
リーン:無駄がない
ローンチパッド:ロケットの発射台
2011年にスタンフォード大学でスタート。
B-nestでは、2015年に第1回がスタートし、今年でなんと10年目!
講師の先生方には、感謝しかありません。
(3)講座の様子
本年度は、
6チーム 計22名の参加があり、
持ち寄ったアイデアを形にするため、新規事業開発の方法を学びました。
具体的な流れは以下の通り。
①新規事業開発の手法を講義で学ぶ
②顧客のジョブ(切実な課題)と提供価値の仮説を立てる
③顧客インタビュー!
④ビジネスモデルの構築
⑤プレゼンテーション
講座の中で何度も出てきたキーワードは、
「ジョブ(Jobs To Be Done)」
ジョブとは、簡単に言うと、人がやりたい欲求や願望。
ジョブと提供価値の関係性を示す例として
壁に穴を開けたい(ジョブ)
↓
錐であけようにも力が弱くてうまく開かない(課題・不満)
↓
力がある人に頼む(現状対策)
↓
すぐにやってくれない(現状対策への不満)
↓
商品を切実に欲しがる状況
ドリルへの需要(商品)
商品ありきではなく、
ジョブを実現するために商品やサービスが生まれるということです。
これは、新規事業開発だけでなく
営業活動や日頃の生活の中でも役に立つ考え方ですね。
課題を進めていく中で
どのチームからも、
インタビューが大変!と言う声がたくさん挙がりました。
しかし、
強いニーズを抱えたお客様を探すことが新規事業開発、本講座の肝なので、ここは皆さん、必死に取り組んでいました。
また、自分達のビジネスの発表や、参加者や先生方からコメントが飛び交うため、
非常に刺激的な時間になったと思います。
今回、優秀賞に選ばれたのは株式会社杏林堂薬局の皆さんでした!おめでとうございます!
皆様、お疲れ様でした。
次年度も開催予定です!
新規事業に挑戦したい!レベルアップしたい!そんな方は、ぜひスタッフまでご相談くださいね。
<スタッフ 酒井>
Posted by B-nestすたっふ at
16:41